組織づくりに活きる5冊

ブログ概要

組織マネジメントに活きる本を5冊紹介したいと思います。どれも非常に機知に富んでいて、貪るように読みました。組織作りや制度、マネジメントに悩む人必見です。

ブログ内容

1. Work Rules!

Googleで人事の役員を努めた著者が書いた渾身の一作。この本の凄いところは、Googleがかなりのリソースをつぎ込んで突き止めてきた組織運営のベスト・プラクティスを惜しみもなく公開している部分。例えばGoogle Geistと呼ばれる社内独自の年次サーベイシステムなど、かなり具体的な施策まで画面キャプチャ付きで解説されている。まるでR&Dコストを負担して生み出した成果をオープンソース化してくれたようなイメージ。無論、この本で語られる事制度は雇用流動性が高いアメリカのシステムを主に想定して作られてきたものなので、そのまま日本の社会や企業に当てはめられるわけではないものの、これから人事制度や組織を作るという方は「ひとつのあり方」としてインプットをオススメしたい。

2. How Google Works

Work Rules!に引き続きGoogleの組織について語った内容。こちらが半年ほど先に出版された。Work Rules!は人事担当の役員が書いたのに対し、こちらはプロダクトを掌握していた役員の書いた本。重複する部分もあるけれど、Work Rulesよりは少し抽象的な内容であると同時に、採用以外の領域も「戦略」「意思決定」など包括的にカバーしている。Work Rulesと同時に読むと理解が深まりそう。

Work Rules共に言えることだけど、こういった本は1-2年に1度ぐらい読み返すと毎回新鮮な発見や驚きがある。その間に会社の規模が大きくなったり、似たような課題に直面したりと自分の視点が変わっているからなのだが、読む度に理解度が高まっていく気がする。

3. Hard Things

スタートアップの経営者やマネジメントに近い人のみならず、スタートアップに関わる人には読んで貰いたい一冊。事業立ち上げに関連して表立って語られないような内容にもバシバシ切り込んで書かれている。起業した頃にはまだ出版されていなかったけれど、その頃に読めたらどんなに助かっただろうか。

ところで、この本には「平時のCEO(Peacetime CEO)」と「有事のCEO(Wartime CEO)」という概念が登場して、時と場合によってCEOのあるべき姿が変わる必要性について書かれている。今は正にWartime CEOが必要とされている瞬間だと思う。

4. Who You Are


世の中には “Culture eats strategy for breakfast”(カルチャーは戦略を朝ごはんに食べちゃう)という言葉があり、カルチャーの重要性は年々高まっている。一方で、カルチャーほど定量化し辛かったり捉えどころのないモノはない。そんなテーマに正面から切り込んだ一冊。

ひとつ前に紹介したHard Thingsの著者の新作で、カルチャーの重要性や、カルチャーの形成方法ついて語られている。日本の侍だったりチンギスハンによるカルチャー作りについても言及されていて、読んでいて飽きない。個人的には、カルチャーの下に存在する「サブカルチャー」(例えば営業と開発のサブカルチャーの違いなど)の話に、大いに膝を打った。

5. Measure What Matters

この本は凄くよかった!OKRとはObjectives and Key Resultsという目標設定・管理手法で、Intelで考案された後に幅広くベイエリアのスタートアップに広がった。実はこのOKR、冒頭に登場したGoogle関連の本にも登場していて、Wantedlyでも2014年頃から導入していたのだが、この本を読むまで浅い理解しかできていなかったと痛感。OKRを効果的に使うために、経営陣やマネジメントの人々に是非読んで貰いたい一冊。

One more thing,